秋 真盛りの神代植物園 ― 2013年12月08日 15:24
今年の秋の入りは、とても暖かく、神代植物園の紅葉は見られないんじゃないかと心配していましたが、そんな心配は要りませんでした。
寒くなる時はきちんとやってきて、チャンと赤くなる葉は赤く、黄色くなる葉は黄色くなるもんです。
その時が私に来た時には、何色になりましょうか。なんて考えながら、シャッターを切っています。
冬と春に花をつける冬桜、南天の実のコントラストが「紅白」で、ちとお目出度い感じです。
ヒメツルソバ
11月から12月の花の無い時期に、地面に這うようにピンク色の花を見せてくれます。
秋バラの蕾
すっかり開いた花の前に、寒さに震えるような蕾。見事に咲くことが出来ますように。
ツワブキ、石蕗とも書きます。暖かなお日さまの光を求めるように咲いています。
ここからは、カエデ、モミジで秋らしく。
幹周り3メートルあまりのモミジバフウの幹の紅葉
イチョウの黄色い葉は、青空がお似合いですね。
この時季に空高く花を咲かせる皇帝ダリア
イヌブナの黄色
ドウダンツツジの赤
もうすぐ色が無くなる冬が来ます。
冬の白も、私の楽しみの1つです。
秋のビブリッジ 2013年10月 ― 2013年12月02日 22:09
標高1400メートルの長野県川上村にあるビブリッジの秋は、早くやってきてサッと行ってしまい、冬に突入します。
今回のタイミングは近年に無く良く、カエデなどの紅葉が大変綺麗に色付いていました。
まずは大泉からの八ケ岳
平沢峠からの八ケ岳、雲一つない快晴!
来年は夜明け前にここからの八ケ岳を撮りたいと思っています。
レンゲツツジが紅葉しています。
写真奥の葉はもうとっくに紅葉していますが、コントラストが綺麗です。
トチの紅葉
真っ赤に染まったカエデ
ヤマザクラの紅葉も見頃です。
ツルウメモドキの実も黄色の上着を脱いでオレンジ色を見せます
サラサドウダンツツジの赤はちょっと他の紅葉の赤と違いますね。
ここからはカエデの紅葉4連発
地表では時期がギリギリのノコンギクが群生しています。霜が降りると一気に冬枯れになってしまいます。
ノイバラの実がいたる所で赤い色を主張しています。一粒口に含んで見ますと、濃いローズヒップティーが味わえます。
イシミカワ(石見川)の花を私は見たことが無いのですが、その実の色の移ろいがとても綺麗です。
今これを書いている12月にはビブリッジは既に真冬です。
来年のゴールデンウィーク明けの春まで冬眠に入ってます。
神代植物園の秋 10月 ― 2013年12月02日 16:20
久しぶりのブログの更新です。
忙しさにかまけて、ブログを開設していたことを忘れていた!?みたいな、突然の更新です。
大分遅いですが、秋になると「秋の七草」の写真ををズラッと並べて見たかったのですが、今年もかないませんでした。来年は頑張りましょう。
秋の七草の1つ「葛」ですが、なかなか花にお目に掛かれません。この花とても良い匂いがします。
葛の花
秋のバラのシーズンが始まります。
とてもおもしろい形の花です。
名前はカリガネソウ(雁金草)。
名前はカリガネソウ(雁金草)。
まだ咲出したばかりのアキチョウジです。
アキギリの仲間ですが、シナノアキギリです。
ハマトラノオ、海沿いの花らしいです。
曼珠沙華とも称されますが、ヒガンバナの方が知られています。
ススキの仲間ですが、手前に写っている人と大きさを比べるとその巨大さが分かって頂けると思います。
パンパスグラス
ゲンノショウコ、現の証拠がその名の由来で、薬草としての薬効の現れ方が名前になってしまいました。
花も綺麗ですが、その実の赤さに惹かれます。
ハナミズキの実
遠くからでもその存在が分かるキンモクセイ(金木犀)。花は小さいですが、良く見ると結構可愛いですね。
奇抜な格好と模様で人を惹き付けるホトトギスの花ですが、花全体にピントが合うように撮るのが難しいです。
梅雨入り間近の神代植物園 ― 2013年06月21日 15:43
梅雨入り間近の植物園は、以外と花が咲いています。
この時季の花といえば紫陽花と相場が決まっているといましたので、逆の意味で期待を裏切られ、撮影に夢中になっていました。
ヒメタイサンボク
近くによるとその花の香りで一杯になっています。香りは熟したバナナのような甘い香りです。
シモツケ(下野)
神代植物園にこんな大きな株のシモツケがあることを、初めて知りました。咲きはじめのちょうど良い状態です。名前も見た目も似ているシモツケソウは草本ですが、シモツケは、背は低いですが立派な樹木です。
アカバナユウゲショウ(赤花夕化粧)
鮮やかなピンク色の花が可愛いですね。この花を撮った時間は午前中です。名前からも想像できるでしょうが、この花は夕方に開ききります。たまたまこの花が開いていたので、頂きました。
ムシトリナデシコ
枝の付け根の茎にネバネバしたところがあります。そこに虫が付くのでしょうか。
モンキチョウとムシトリナデシコ
アゲハチョウとムシトリナデシコ
蝶は花の蜜がお気に入りのようです。
ハグマノキ
先に付いている黄色の小さなものが花です。花が終わるとその後がモヤモヤしたものが育ってくるそうです。別名スモーク・ツリー、ピンク色に煙っているようです。
ここからは紫陽花です。
紫陽花とチビカマキリ
これでもかの紫陽花ですが、まだまだはしりでした。6月上旬はカラカラ天気が続きましたので、
紫陽花にはちょっと過酷な天気です。
長野県川上村 - 今年初のビブリッジ - ― 2013年06月11日 10:52
先月(5月)、今年初めてビブリッジ・キャンプ場に行ってきました。キャビンの清掃、今年初めての燻製作りを一段落させて、カメラとクマ鈴を持って、一回りして見ました。
長野県川上村にあるビブリッジは、標高約1,400mの亜高山に位置しますので、里がソロソロ初夏になる5月半ばでも、ようやく春が訪れたという季節です。見つけられる花もやっと咲きだしたばかりのモノばかりです。
ニリンソウ
場内をちょっとはずれた落葉松林の中にニリンソウの群生地があります。ここのニリンソウは花弁がピンクがかっているのが特徴です。
上の写真の奥に写る大きな葉はクリンソウです。ニリンソウが終わるとこの地はクリンソウの群生地になります。
ハシリドコロ
ニリンソウの群生地から斜面を見上げると、至る所にハシリドコロが花を
咲かせています。花はナス科の特徴を持ち、葉は青々と美味しそうですが
、野生動物特に鹿などは絶対口にしません。そうです、ハシリドコロは有名な毒草です。
ホソバノアマナ
川沿いの乾燥地にこの時期しか見られない、ホソバノアマナが
ひっそりと咲いていました。花の大きさは5ミリほどです。
シロバナノヘビイチゴ
日当たりの良い所に小さな白い花を見つけることができます。シロバナノヘビイチゴの花です。名前にヘビイチゴと付いていますが里に自生するあのヘビイチゴとは全然違う、美味しいイチゴの実をつけます。野生動物に見つからないウチに一粒どうぞ。その美味しさにビックリするでしょう。
キバナノコマノツメ
同時期に訪れていたMさんに連れて行って頂いた場外の沢の辺に、ようやく咲き始めたキバナノコマノツメを見ることが出来ました。正真正銘スミレなのですが、名前に「スミレ」とつかない唯一のスミレです。
ヤマザクラ
ヤマザクラが満開の時期を迎えていました。残念なことに曇り空で、ピンクのサクラが映えませんが、シットリ咲いている感じが良いですね。
フデリンドウ
もとは牧草地であった草原の枯れ草の中に咲くフデリンドウを見つけました。良く目を凝らすと周りに一杯咲いています。この時季の日当たりの良い枯れた草原に、この
青紫色の小さな花を見つけると、そこに座り込んで春を満喫してしまいます。
ウグイスカグラ
花は小さいですが色が濃いピンク色で、目が慣れると遠くからも見付けられます。
もし見つけましたら、この花の場所を良く覚えておいてください。2ヶ月位経ちますと、その枝に赤いルビーのような実を付けます。山歩きの疲れを忘れさせてくれるような、甘い実です。
ベニバナイチヤクソウ
我が家のキャビンの周り一面に咲きます。この時はまだ蕾が出たばかりですが、夏まで濃いピンク色の花で楽しませてくれます。
次回のビブリッジは6月の末を予定しています。
果たしてどんな野草が見られますか。
毎回ワクワクしながら訪れます。
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