春本番 神代植物園2013年04月29日 13:54

 梅も桜も桃も終わり、一段落した神代植物園ですが、これからが春本番です。樹に咲く花が賑やかだった頃には誰も地面に目もくれませんが、ジッと冬を耐えていた植物が花を咲かせる番です。

ハルジオン(春紫苑)
ヒメジョオンと良く似ていますが、春先に俯きながら蕾を付けてややピンクがかった花弁を開く花がハルジオンです。キリギリスの子供が日向ぼっこ(実は花を食べている)しています。
ハルジオン(春紫苑)

ドイツスズランとキリギリスの子供
ドイツスズラン

ドイツスズラン
日本のスズランより花が少しだけ平たいような気がします。
ドイツスズラン

ツリガネズイセン
和名ではツリガネズイセン、本当はシラー・ヒスパニカという園芸種のようです。ピンク系の付ける株もあり、とても賑やかに咲きます。
ツリガネズイセン(シラー・ヒスパニカ)

セリバヒエンソウ
薄紫の羽を広げたように咲く春の花です。園内の至る所で我が世の春とばかり 咲き誇っています。
セリバヒエンソウ

ヤマブキ(八重)
一重のヤマブキよりは遅れて満開となります。ここにもちびキリギリスがいますね。
ヤマブキ(八重)

ホタルカズラ
鮮やかな青い色の花は、この時季とても目立ちそうですが、地面を這うように咲いてますから、以外に目立たない。
ホタルカズラ

ツクバネウツギ
名前は花の形状ではなく、結実した後の実の付き方からきています。五弁のガクに 羽根つきの玉のような実がなるそうです。実が成った頃にもう一度撮影して見ようと思います。
ツクバネウツギ

キンラン(金蘭)
園内の野草園に一輪だけ咲いていました。絶滅危惧種に指定されている花です。同種で白い花をつけるものはギンランと呼ばれています。
キンラン(金蘭)

バラ園が賑やかになるまでのちょっとした束の間 、小さな春爛漫を探すのがささやかな楽しみです。