長野県川上村 - 今年初のビブリッジ - ― 2013年06月11日 10:52
先月(5月)、今年初めてビブリッジ・キャンプ場に行ってきました。キャビンの清掃、今年初めての燻製作りを一段落させて、カメラとクマ鈴を持って、一回りして見ました。
長野県川上村にあるビブリッジは、標高約1,400mの亜高山に位置しますので、里がソロソロ初夏になる5月半ばでも、ようやく春が訪れたという季節です。見つけられる花もやっと咲きだしたばかりのモノばかりです。
ニリンソウ
場内をちょっとはずれた落葉松林の中にニリンソウの群生地があります。ここのニリンソウは花弁がピンクがかっているのが特徴です。
上の写真の奥に写る大きな葉はクリンソウです。ニリンソウが終わるとこの地はクリンソウの群生地になります。
ハシリドコロ
ニリンソウの群生地から斜面を見上げると、至る所にハシリドコロが花を
咲かせています。花はナス科の特徴を持ち、葉は青々と美味しそうですが
、野生動物特に鹿などは絶対口にしません。そうです、ハシリドコロは有名な毒草です。
ホソバノアマナ
川沿いの乾燥地にこの時期しか見られない、ホソバノアマナが
ひっそりと咲いていました。花の大きさは5ミリほどです。
シロバナノヘビイチゴ
日当たりの良い所に小さな白い花を見つけることができます。シロバナノヘビイチゴの花です。名前にヘビイチゴと付いていますが里に自生するあのヘビイチゴとは全然違う、美味しいイチゴの実をつけます。野生動物に見つからないウチに一粒どうぞ。その美味しさにビックリするでしょう。
キバナノコマノツメ
同時期に訪れていたMさんに連れて行って頂いた場外の沢の辺に、ようやく咲き始めたキバナノコマノツメを見ることが出来ました。正真正銘スミレなのですが、名前に「スミレ」とつかない唯一のスミレです。
ヤマザクラ
ヤマザクラが満開の時期を迎えていました。残念なことに曇り空で、ピンクのサクラが映えませんが、シットリ咲いている感じが良いですね。
フデリンドウ
もとは牧草地であった草原の枯れ草の中に咲くフデリンドウを見つけました。良く目を凝らすと周りに一杯咲いています。この時季の日当たりの良い枯れた草原に、この
青紫色の小さな花を見つけると、そこに座り込んで春を満喫してしまいます。
ウグイスカグラ
花は小さいですが色が濃いピンク色で、目が慣れると遠くからも見付けられます。
もし見つけましたら、この花の場所を良く覚えておいてください。2ヶ月位経ちますと、その枝に赤いルビーのような実を付けます。山歩きの疲れを忘れさせてくれるような、甘い実です。
ベニバナイチヤクソウ
我が家のキャビンの周り一面に咲きます。この時はまだ蕾が出たばかりですが、夏まで濃いピンク色の花で楽しませてくれます。
次回のビブリッジは6月の末を予定しています。
果たしてどんな野草が見られますか。
毎回ワクワクしながら訪れます。
梅雨入り間近の神代植物園 ― 2013年06月21日 15:43
梅雨入り間近の植物園は、以外と花が咲いています。
この時季の花といえば紫陽花と相場が決まっているといましたので、逆の意味で期待を裏切られ、撮影に夢中になっていました。
ヒメタイサンボク
近くによるとその花の香りで一杯になっています。香りは熟したバナナのような甘い香りです。
シモツケ(下野)
神代植物園にこんな大きな株のシモツケがあることを、初めて知りました。咲きはじめのちょうど良い状態です。名前も見た目も似ているシモツケソウは草本ですが、シモツケは、背は低いですが立派な樹木です。
アカバナユウゲショウ(赤花夕化粧)
鮮やかなピンク色の花が可愛いですね。この花を撮った時間は午前中です。名前からも想像できるでしょうが、この花は夕方に開ききります。たまたまこの花が開いていたので、頂きました。
ムシトリナデシコ
枝の付け根の茎にネバネバしたところがあります。そこに虫が付くのでしょうか。
モンキチョウとムシトリナデシコ
アゲハチョウとムシトリナデシコ
蝶は花の蜜がお気に入りのようです。
ハグマノキ
先に付いている黄色の小さなものが花です。花が終わるとその後がモヤモヤしたものが育ってくるそうです。別名スモーク・ツリー、ピンク色に煙っているようです。
ここからは紫陽花です。
紫陽花とチビカマキリ
これでもかの紫陽花ですが、まだまだはしりでした。6月上旬はカラカラ天気が続きましたので、
紫陽花にはちょっと過酷な天気です。
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