秋のビブリッジ 2013年10月2013年12月02日 22:09

 標高1400メートルの長野県川上村にあるビブリッジの秋は、早くやってきてサッと行ってしまい、冬に突入します。

今回のタイミングは近年に無く良く、カエデなどの紅葉が大変綺麗に色付いていました。

まずは大泉からの八ケ岳
大泉からの八ケ岳

平沢峠からの八ケ岳、雲一つない快晴!
平沢峠からの八ケ岳
来年は夜明け前にここからの八ケ岳を撮りたいと思っています。

レンゲツツジが紅葉しています。
レンゲツツジの紅葉

写真奥の葉はもうとっくに紅葉していますが、コントラストが綺麗です。
カエデ

トチの紅葉
トチの紅葉


真っ赤に染まったカエデ
カエデの紅葉

ヤマザクラの紅葉も見頃です。
色付いたヤマザクラ

ツルウメモドキの実も黄色の上着を脱いでオレンジ色を見せます
ツルウメモドキ

サラサドウダンツツジの赤はちょっと他の紅葉の赤と違いますね。
サラサドウダンツツジ

ここからはカエデの紅葉4連発
カエデの紅葉

カエデの紅葉

カエデの紅葉

カエデの紅葉


地表では時期がギリギリのノコンギクが群生しています。霜が降りると一気に冬枯れになってしまいます。
ノコンギク

ノイバラの実がいたる所で赤い色を主張しています。一粒口に含んで見ますと、濃いローズヒップティーが味わえます。
ノイバラのローズヒップ

イシミカワ(石見川)の花を私は見たことが無いのですが、その実の色の移ろいがとても綺麗です。
イシミカワ(石見川)

イシミカワ(石見川)

今これを書いている12月にはビブリッジは既に真冬です。
来年のゴールデンウィーク明けの春まで冬眠に入ってます。

長野県川上村 - 今年初のビブリッジ -2013年06月11日 10:52

先月(5月)、今年初めてビブリッジ・キャンプ場に行ってきました。キャビンの清掃、今年初めての燻製作りを一段落させて、カメラとクマ鈴を持って、一回りして見ました。
長野県川上村にあるビブリッジは、標高約1,400mの亜高山に位置しますので、里がソロソロ初夏になる5月半ばでも、ようやく春が訪れたという季節です。見つけられる花もやっと咲きだしたばかりのモノばかりです。

ニリンソウ
ニリンソウ

ニリンソウ
場内をちょっとはずれた落葉松林の中にニリンソウの群生地があります。ここのニリンソウは花弁がピンクがかっているのが特徴です。
上の写真の奥に写る大きな葉はクリンソウです。ニリンソウが終わるとこの地はクリンソウの群生地になります。

ハシリドコロ
ハシリドコロ(毒草)
ニリンソウの群生地から斜面を見上げると、至る所にハシリドコロが花を 咲かせています。花はナス科の特徴を持ち、葉は青々と美味しそうですが 、野生動物特に鹿などは絶対口にしません。そうです、ハシリドコロは有名な毒草です。

ホソバノアマナ
ホソバノアマナ
川沿いの乾燥地にこの時期しか見られない、ホソバノアマナが ひっそりと咲いていました。花の大きさは5ミリほどです。

シロバナノヘビイチゴ
シロバナノヘビイチゴ
日当たりの良い所に小さな白い花を見つけることができます。シロバナノヘビイチゴの花です。名前にヘビイチゴと付いていますが里に自生するあのヘビイチゴとは全然違う、美味しいイチゴの実をつけます。野生動物に見つからないウチに一粒どうぞ。その美味しさにビックリするでしょう。

キバナノコマノツメ
キバナノコマノツメ
同時期に訪れていたMさんに連れて行って頂いた場外の沢の辺に、ようやく咲き始めたキバナノコマノツメを見ることが出来ました。正真正銘スミレなのですが、名前に「スミレ」とつかない唯一のスミレです。

ヤマザクラ
ヤマザクラ
ヤマザクラが満開の時期を迎えていました。残念なことに曇り空で、ピンクのサクラが映えませんが、シットリ咲いている感じが良いですね。

フデリンドウ
フデリンドウ
もとは牧草地であった草原の枯れ草の中に咲くフデリンドウを見つけました。良く目を凝らすと周りに一杯咲いています。この時季の日当たりの良い枯れた草原に、この 青紫色の小さな花を見つけると、そこに座り込んで春を満喫してしまいます。

ウグイスカグラ
ウグイスカグラ
花は小さいですが色が濃いピンク色で、目が慣れると遠くからも見付けられます。 もし見つけましたら、この花の場所を良く覚えておいてください。2ヶ月位経ちますと、その枝に赤いルビーのような実を付けます。山歩きの疲れを忘れさせてくれるような、甘い実です。

ベニバナイチヤクソウ
ベニバナイチヤクソウ

ベニバナイチヤクソウ
我が家のキャビンの周り一面に咲きます。この時はまだ蕾が出たばかりですが、夏まで濃いピンク色の花で楽しませてくれます。

次回のビブリッジは6月の末を予定しています。
果たしてどんな野草が見られますか。
毎回ワクワクしながら訪れます。

八ケ岳イエロー 〜落葉松の紅葉〜2012年11月11日 16:29

更新をサボっておりました。
って誰に向って言っているか?分かりませんが、最近ちょっと野暮用が多く、でも写真は撮っているのです。しかし、ブログに向う時間は睡眠時間に替わってしまっていました。

さて、久しぶりの1枚目は野辺山高原の平沢峠から写した八ケ岳です。前に遮るものが無い八ケ岳は綺麗ですね。平沢峠へはJR小海線のJR日本最高地点の近くのゴルフ場裏から登ります。是非野辺山にお出かけの際、特に写真の様な天気の時はとっても得した気分を味わえます。
平沢峠からの八ケ岳

絶景の八ケ岳を臨める平沢峠からは、反対側に野辺山の電波天文台が見えます(国立天文台野辺山)
国立天文台野辺山(平沢峠より)
小さく見えるパラボラアンテナも、近くによって見るとその大きさに圧倒されて、しばらく口を開けたまま上を見上げてしまいます。見学が出来ますので、是非お出かけください。

八ケ岳周辺は落葉松林が多く、反対に広葉樹があまりないので派手な紅葉は望めませんが、天気が良い日に青空を背景に黄色に紅葉した落葉松は見事です。今回たまたま、落葉松とジェット機が写っています。
落葉松の紅葉&青空

もうすぐ私の住む東京にも秋の紅葉が始まります。
今年はどんな秋が見られますか、楽しみにです。

ビブリッジで海の日をすごす2012年07月27日 16:25

海の日は、長野県川上村の山中のキャンプ場で避暑でした。
キャンプ場ビブリッジは会員制のキャンプ場で、東京ドーム20個分以上の広さがあります。自然の中に設置されたキャンプ場で、この広い敷地の中であれば、どこにテントを張っても自由です。隣のテントサイトが見えない、なんて言うことも簡単に実現します。まるでキャンプ場を独り占めしたような気分になります。
我が家はその中に木のテント、いわゆるウッドキャビンを設営しています。

ビブリッジ内には季節の花がいたる所で見られますが、まず最初はキャンプ場の最深部の山奥に咲くシャクナゲです。
シャクナゲ

シャクナゲ
最深部まで行かなければ見られないと思っていましたが、以外にも我が家のキャビンのすぐそばにもシャクナゲの木がありました。残念ながら今年は花が終わっていましたが、来年が楽しみです。

この季節に良く見かけるのが、キバナノヤマオダマキです。花の色が透明感のある黄色なのが特徴です。
キバナノヤマオダマキ

この小さな花がたくさん集まって咲いているのは、 シモツケです。以前はいたる所でで見られたのですが、鹿の食害が目立った頃から見かけるのが難しくなりました。鹿はこの花と蕾が好物のようです。
シモツケ

草むらの中にチダケサシが咲いています。この花も小さな花がたくさん集まって咲く花ですが、特に虫たちに好まれています。この時もヒョウモンチョウが蜜を吸いに現れました。
ヒョウモンチョウとチダケサシ

この花はミズチドリです。とても香りが良く、そのためミドリヒョウモンチョウもそばにいる私にはお構いなしで、夢中で蜜を求めています。
ミズチドリとミドリヒョウモンチョウ

草原にすっくと咲くミズチドリは、この時季一度は見たい景色です。
ミズチドリ

次回はキャンプ場をちょっと外れて、レタス畑を通り抜けるように散歩した時の写真です。