桜咲く そしてスミレも ― 2012年04月11日 16:09
ブログの更新がなかなか出来ずにいる内に、ソメイヨシノが満開を迎え、今日(4/11)の「春の小嵐」で桜吹雪と散っていることでしょう。
今回アップする写真は、先週金曜日に神代植物公園で撮った桜、さくら、サクラ そしてスミレです。
私の趣味ですが、
桜はどちらかと言うと「しだれ」系が好きですので、どうしても最初はヤエベニシダレザクラになってしまいます。
これはソメイヨシノでしょうか。
神代植物公園に原木がジンダイアケボノという桜です。
桜の最後はいわゆるシダレザクラです。
ソメイヨシノなどを代表とする花弁が一重のサクラは、そろそろ東京地方ではお終いですが、これからはヤマザクラ系の八重桜が咲き出します。一重のサクラはどことなく儚い感じがしますが、八重桜はいよいよ春本番と胸を張って咲いているような気がします。次回更新時は八重桜をと思っています。
眼を頭上では無く、地面スレスレに向けると、これからはスミレが眼を楽しませてくれます。今のこの時期は、スミレと言えば次の写真に撮ってきましたタチツボスミレです。
今回園内には群生する様子も見られました。
ブログで紹介しきれないこの他の春の兆しの写真は、
Picasa WEBアルバムでご覧ください。
桜、サクラ、さくら ― 2012年04月15日 15:42
一年に一度、神代植物公園は一面のピンク色に染まります。
園内には約800本の桜が植えられていますが、植物公園の案内には何種類あるのかの案内はありません。ここにご紹介するのはホンの数種類ですが、ほんとに多くの種類の桜を見ることができます。
桜の花は匂いがあまりありませんが、もしもっと香りがあったとしたら気が遠くなるような芳香が園内を包むでしょう。
暖かな風のない深夜に花が開花する際に、音がするそうです。是非聞いてみたいものだと思います。ここ神代植物公園では無理でしょうが...
それでは最初は「早晩山」、「いつかやま」と読むそうです。
もとは東京の荒川の堤に植えられていたと説明書きにあります。ただし、この名前の由来についてはよく分からないそうです。
白い八重咲きの花の中のピンク色のシベがなんとも可愛いです。
つぎは八重紅枝垂、枝垂桜なのですが、 八重咲きの桜です。遠くからでも近くによっても、美しいですね。
緋桜系の桜なのですが、名前が「横浜緋桜」ちょっと洒落ています。ケンロクエンクマガイとカンヒザクラを掛け合わしたと説明されています。兎に角、色が鮮やかです。
枝垂桜には、やっぱり青空ですね。
この時期園内には日本の桜が咲き誇りますが、たぶん地球の反対側の地中海辺りでも同じようにピンク色が覆われていることでしょう。それは、アーモンドの花が満開だからです。桜とアーモンドは親戚です。花の形、色ともにそっくりですが、その実はアーモンドの方が大きくなります。後日実が大きくなりましたら、また載せてみようと思いますので、御期待ください。
まだまだ沢山の種類の桜と出会えたのですが、ブログで紹介するのはこの辺にします。
ほかの桜の写真はPicasa WEB アルバムでタップリご覧ください。
桜の次は足元の春 ― 2012年04月21日 22:06
桜の花の狂乱が一段落して、ふっと、足元に目を向けると小さいながら精一杯我が世の春を主張している花々が見つかります.
今回はそんな花々をご覧ください.
まずはショカツサイ(諸葛菜)です。
本名オオアラセイトウ、漢名は諸葛菜といいます.漢名の由来は想像通りあの三国志に
登場する諸葛孔明です。一説には諸葛孔明がこの花を広めたと言われているようで、原産国は中国です.栽培種が逃げ出して、この時期あちこちの空き地に咲いています.別名ムラサキハナナ、ハナダイコンなどと呼ばれることもあります.
桜の時期のスミレと言うと、タチツボスミレが代表ですが、水辺
に目を向けますと白い小さなスミレを見つけました.ちょっと自信が無いのですが、多分コミヤマスミレ(小深山菫)だと思います.葉の裏の色といい、花弁の模様といいたぶんコミヤマスミレで良いと思います.撮影したのは、都立農業高校神代農場の中の小川と田植え前の田んぼの近くです.
言わずとしれたレンゲソウ(蓮華草)です。
もしどこかで見かけたら、ずっと近寄って見てください.その可憐さに心を打たれるでしょう.
この花も目線を地面スレスレにしないと見過ごしてしまいがちな花ですが、よく見ると1ミリほどの小さな花が集まって咲いているのが分かると思います.セントウソウ、漢名は
仙洞草、別名オウレンダマシ、葉の形がオウレンに似ていることから付いたらしいです.
最後は山吹です.黄色の小振りの花が一斉に咲揃う様を見ますと、春真っ盛りを実感します.私の生まれ故郷の信州では寒く厳しい冬が終わり暖かくなると一気に咲出し、心がウキウキしたことを思い出します.
まだまだご覧頂きたい花々がありますので、Picasa WEBアルバムでお楽しみください.
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